【iD200】②エリアからモデル作成

こんにちは!アレックスです。
前回は[構造モデル自動作成]コマンドを実行して簡易的な構造モデルを自動作成してみましたが、いかがでしたでしょうか。
通り芯とレベルがある状態から構造部材のファミリを選択してモデル作成するものでしたね。
構造計算ソフト(SS3)から書き出されたcsvがあるときは、AX-SCTLのコマンド[SS3変換][EXCELから自動作成]を実行することでも作成可能です。
さて今回はプラン検討を行ったエリアから自動でモデル作成を行ってみたいと思います。

では、はじめてみましょう!

【iD100】⑤図面化(2D部品の配置)の記事で、エリアプランの図面化用に2Dファミリを置きましたよね。

建具(ドア・窓・カーテンウォール)と柱が詳細項目のファミリでした。
これから実行するコマンド[エリアからモデル作成]の仕組みについてちょっと解説していきます。
図面化を行ったエリアプランビューにある要素が[エリアからモデル作成]を実行することで何に変換されるかを以下に記載してみます。

 ・エリア → 部屋
 ・エリア境界 → 壁
 ・詳細項目:柱 → 意匠柱
 ・詳細項目:ドア → ドア
 ・詳細項目:窓 → 窓
 ・詳細項目:カーテンウォール → カーテンウォール(壁)

こう書き出してみると、2Dでのプラン検討から3Dのモデル化をシームレスに行うAReXの自動変換機能ってすごいなって、自画自賛しちゃうのですが。

もちろん自動変換を行うにはルールがありますので、今回は詳細項目について丁寧に解説していきます。
[エリアからモデル作成]で使用する詳細項目には以下のタイプパラメータが必須になります。

 ・変換カテゴリ ← 変換先のカテゴリ
 ・変換ファミリ名 ← 変換先のファミリ名

また、タイプ名も重要になります。
詳細項目ファミリのタイプ名と、[変換ファミリ名]に記載したファミリのタイプ名を一致させる必要があります。

詳細項目ファミリ側で[変換カテゴリ][変換ファミリ名]の設定を行い、変換先のファミリタイプは、詳細項目ファミリのタイプ名に合わせて用意しておきましょう。

柱は[構造モデル自動作成]で構造柱を配置済みなので、建具(ドア・窓・カーテンウォール)の詳細項目ファミリについて設定をしていきましょう。

1階ゴミ置場に配置されている両開き扉を見てみましょう。
[プロジェクトブラウザ]>[エリアプラン(A案)]>[印刷用]>[1階平面図]にビューを切り替えます。
詳細項目[AXt2_両開き扉_フラッシュ:1600x2100_LH]を選択して、タイププロパティを確認します。
また変換先のファミリタイプがあるか、[プロジェクトブラウザ]でも確認しておきましょう。

このファミリタイプは大丈夫そうですね。
他の詳細項目ファミリも同様に確認・設定を行っておきます。
変換したい3Dファミリがプロジェクトに用意されていない場合は、ロードしておく必要があります。

設定が終わったところで、コマンドを実行してみましょう!
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[面積連携]パネル>[エリア境界色変更]コマンドの下部をクリックし、プルダウンメニューから[エリアから モデル作成]コマンドを選択します。

[エリアからモデル作成]ダイアログ内の設定項目を確認していきましょう。

今回プランを検討しているのは、エリアスキームのA案です。
また、図面表現用に詳細項目ファミリを置いているのは、印刷用のビューとなります。

壁の設定は、内壁と外壁それぞれ壁タイプを選択することが可能です。
このダイアログ内で新たな壁タイプの作成はできませんので、あらかじめ用意しておく必要があります。
(この規模感の建物でしたら、LGSは65型が一般的ですよね…後ほど壁タイプは変更するとして今回は、今あるものから選びます)
壁の位置基準も[壁の中心線]か[壁の躯体芯]かを選ぶことができます。
また、後工程で壁タイプを部屋ごとに修正する作業を考慮し、[内壁のみ交点で分割する]にチェックを入れておくことをオススメします。

[構造モデル自動作成]コマンドで、構造柱と床は作成済みですので、今回の[エリアからモデル作成]コマンドでは作成しません。
仕上床の作成については、あとあとの工程で登場します。

建具(ドア・窓・カーテンウォール)は変換しますので、チェックを入れておきます。
また、エリアから部屋への変換時にエリア名だけではなくパラメータ情報もコピーするので、[エリアと 同じ名前のパラメータをコピーして部屋を作成する]のオプションを使用します。

では、[OK]ボタンをクリックしてコマンドを実行してみましょう!

警告のダイアログが表示された場合は、内容を確認しておきましょう。
上段は、詳細項目ファミリと変換後のファミリタイプが一致しなかった場合に表示されます。
下段は、2D→3Dの変換はされたもののパラメータ有無の不一致から確認が必要なファミリが表示されます。

変換されたモデルを3Dビューに切り替えて確認してみましょう。

壁と建具(ドア・窓・カーテンウォール)が同位置に変換されていますね。
エリアも部屋にパラメータ情報を引き継いだかたちで変換されています。

ただ…画像を見比べてお気付きの方もいらっしゃるとは思うのですが、建具の向きが合っていないところがありますね…

次回は、不足している階段などのモデル要素や建具・建物全体の調整を行っていきたいと思います。お楽しみに!


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