【iD200】④外装・外構の作成

こんにちは!アレックスです。
前回は[エリアからモデル作成]コマンド実行後の主に内部のモデル調整を行いました。
自分でイチからモデリングを進めるときとは修正ポイントが異なるので慣れないうちはモデル調整が面倒に思えるかもしれませんが、ワークフローの一環としてフィルタを設定したチェック用ビューなどで工夫すれば修正漏れも防ぐことが可能ですよね。
さて今回は外観・外構のモデル調整を行っていきたいと思います。

では、はじめてみましょう!

まずは3Dビューで現在の外観を確認してみましょう。

修正箇所としては以下となります。
 ・カーテンウォールのデザイン
 ・8階テラスの手摺作成
 ・屋外階段部のデザイン(ルーバー作成)
 ・ペントハウスの作成
 ・1階の外壁をGLまで下げる
 ・外構フェンスの作成

その他、納まりがおかしいところは適宜修正を行ってください。

外観の調整は楽しみながら進められますね。(練習だからなおのこと…)
南面の1階も上階と合わせてカーテンウォールに変更してみましょう。
また、Revitあるあるですが、カーテンウォールのコーナー部分に壁の小口が出てきてしまうので、壁の削除をおすすめします。

壁位置を修正する場合は、エリア境界線も忘れずに修正をお願いします。

2階の吹抜け部分も手摺に修正しておきます。

外観のモデル調整が終わったら、基準階(3FL)を他階へコピーしましょう。

屋上に追加した塔屋部分にもエリアを作成しましょう。
エリア境界線を描く際は、[オプションバー]の[エリア規則を適用]のチェックは外しておきます。

エリアを配置し、エリア名の入力、面積タイプの設定を行います。
ビューにカラースキームを適用して確認しておきましょう。
Revitの仕様上、エリアスキームが異なる場合カラースキームは共通では使用できないので、エリアスキーム(詳細図)用のカラースキームを設定します。
パラメータ:面積タイプの値ごとに色を調整します。

モデルの調整を行いましたので、面積確認を行っておきましょう。

[表示面積]コマンドを実行し、表示面積の値を更新してから、[面積書出]コマンドを実行します。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[面積連携]パネル>[表示面積]コマンド

[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[面積連携]パネル>[面積書出]コマンド

納まり調整はまだまだ完璧ではありませんが、外観のモデル調整・外構の作成後はこんな感じになりました。

ここで外壁に対して、マテリアルをペイントしてみたいと思います。
後の工程でコストシミュレーションをしてみますので、用意されているスタイルからマテリアルを選んでペイントを行います。
用意されているスタイルは、[プロジェクトブラウザ]>[製図ビュー(AReX-Style LIST)]>[AReX-Style LIST]>[AXS_外部マテリアル]から確認できます。

[壁仕上:300角磁器質タイル貼]のマテリアル:#ExWf_300角磁器質タイル貼 を1階の外壁にペイントしましょう。

 

外観のモデル調整はいかがでしたでしょうか。
企画設計から基本設計の流れの中では検討・修正が何度も行われると思います。
その場合もAReXの[面積書出]コマンドを使用して、面積の確認を随時行ってみてください。

次回は、内部仕上情報をモデル(部屋)に追加する方法を解説したいと思います。お楽しみに!


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