【番外編】AX-Libraryのファミリじゃなくても大丈夫!建具表作成

おはようございます!アレックスです。
前回の記事では建具表作成を行いましたが、いかがでしたでしょうか。
集計表でもない、建具タグ(ドアタグ・窓タグ・壁タグ)でもない、一般注釈(一般タグ)での連携なので、最初は戸惑うこともあるとは思いますが、
その自由度をぜひ業務においてご活用いただきたいです。
さて今回はこの[建具表作成]、最近お問い合わせの多い、「AX-Library以外の建具ファミリでも建具表は作成できるのですか?」というご質問に解説していきたいと思います。結論としては、「もちろん!AX-Libraryのファミリじゃなくても建具表は作成できますよ。」です。


では、はじめてみましょう!

まずプロジェクトテンプレートですが、今回は大胆に建築テンプレート(DefaultJPNJPN.rte)で始めてみたいと思います。
当然のことながら、このテンプレートにはAReX-Style用の設定がされていません。
[建具表作成]の準備としてまず2つのことをしておきましょう。

①AReX-Style用パラメータの追加
連携を行うためにはAReX-Style用パラメータが必須となります。
[初期設定]コマンドでプロジェクトに追加しましょう。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[環境設定]パネル>[初期設定]コマンドを選択します。

ボタン1つでAReX-Style用のパラメータが追加されました。

②建具表用ファミリのロード
建具表作成には、いくつかのファミリが必要になります。
AX-Libraryからロードすることで、AReX-Style用パラメータに合わせたファミリを使用することができます。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[ファミリ]パネル>[AXファミリロード]コマンドを選択します。

[AXファミリロード]ダイアログの[08 タグ・図面枠・タイトル]項目から、以下のファミリを選択してロードしましょう。
(図面枠) 
 ・AX_A1_図面枠_建具表A.rfa
(タグ)
 ・AXt_A1_建具表A.rfa
 ・AXi_A1_建具表A.rfa(※カーテンウォールを建具として使用する場合に必要)
 ・AX_A1_建具表枠A.rfa
 ・AX_ドアタグ_実施-1.rfa
 ・AX_窓タグ_実施-1.rfa
 ・AX_CWタグ_実施-1.rfa(※カーテンウォールを建具として使用する場合に必要)

これで準備は完了です!(実はもう1つ準備があるのですが、それはまた後ほど….)
あとは建具ファミリは気にせず、モデリングを進めてください。
(私は、マンションの1住戸を作成してみました)

まずは建具キープラン用のビューを作成し、建具タグを配置しましょう。
[注釈]タブ>[タグ]パネル>[すべてにタグを付ける]コマンドを選択します。
はじめに準備としてロードしたタグ[AX_ドアタグ_実施-1.rfa][AX_窓タグ_実施-1.rfa]を選択します。

もちろん、この段階では建具タグに符号・番号の情報はありませんので、建具タグから入力します。
建具タグで使用している符号・番号のパラメータを[初期設定]コマンドで追加していますので、タグからの入力が可能です。

建具ファミリのタイプを複製しながら、符号・番号の情報を入力していきます。

建具に符号・番号が入力できたら、[建具表作成]コマンドを実行していきます。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[意匠設計]パネル>[建具表作成]コマンドを選択します。

今回はタイプを分けて建具を管理しているので、[タイプモード]を選択します。

まずは図面枠・建具表タグの設定から。
準備の段階でロードしたファミリを選択します。[AX_A1_図面枠_建具表A:建具表A][AXt_A1_建具表A:(建具)建具表A]

並び替え用のパラメータを選択しましょう。[AX_建具符号][AX_建具番号](※今回は3つ目のパラメータは任意に設定してOKです)

②[AX_建具番号] → ①[AX_建具符号]の順にクリックすると、見やすく並び替えされます。

建具表シートの並び順を考慮しながら、[>]ボタンをクリックして左項目から右項目へ移動させます。

符号の切り替わり位置などで空欄を入れたい場合は、[空白]をクリックします。

1枚の図面枠に納まる建具表タグの数はダイアログ右下に表示されています。
この数が0になったら、[>]ボタンをクリックしても移動しないので、[+]ボタンをクリックしてページを増やします。

ダイアログ内で建具表のレイアウトを設定できたら、[OK]ボタンをクリックします。

建具表のシートが作成されました!

[建具符号][建具番号][幅][高さ][個数]の値は表示されましたが、建具仕様の情報を入力していないので、空欄ばかりですよね。

では、建具仕様を入力していきましょう。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[AXスタイルパネル]>[部屋スタイル]コマンド下部のドロップダウンメニューから[建具スタイル]を選択します。

コマンドを実行したら建具表タグをクリックします。
[建具編集]ダイアログが表示されます。ここで文字入力をしてもOKなのですが、本来の[建具スタイル]の利用方法は、「選択肢(スタイル)から選ぶ」です。
ですが、右側のボタンをクリックしてプルダウンリストを表示させても何も表示されません….。

最初の準備として、①AReX-Style用パラメータの追加 ②建具表用ファミリのロードを行いましたが、3つ目の準備を後回しにしていました。
③スタイルシートの用意をここでしておきましょう。

このブログ内のダウンロードデータより、[2002_AReX-Style_template2018.rvt]をダウンロードしておいてください。
注)必ず[.rvt]形式のデータとしてください。[.rte]形式では下記コマンドは実行できません。

[挿入]タブ>[読み込み]パネル>[ファイルから挿入]コマンドをクリックし、ドロップダウンメニューから[ファイルからビューを挿入]コマンドをクリックします。

[開く]ダイアログでファイルの場所を指定します。
[ビューを挿入]ダイアログで、[製図ビューのみを表示]を選択し、すべてのスタイルシートにチェックをいれて、[OK]ボタンをクリックします。

[製図ビュー(AX-Style LIST)]が挿入されます。
[AXS_ 建具マテリアル]にビューを切り替えて確認してみましょう。

この製図ビューに用意されている[建具スタイルリスト]が、[建具スタイル]コマンド時の選択肢となります。

では再度、[建具スタイル]コマンドを実行してみましょう。
[AX-Design/AX-DesignLT]タブ>[AXスタイルパネル]>[部屋スタイル]コマンド下部のドロップダウンメニューから[建具スタイル]を選択します。

コマンドを実行したら建具表タグをクリックします。
[建具編集]ダイアログが表示されます。[建具スタイルリスト]に用意されている選択肢がドロップダウンリストに表示されることがわかります。

また、選択肢にない仕様を入力して[OK]をクリックするとダイアログが表示されます。

「スタイルを作成してパラメータを更新する。」を選択すると、[建具スタイルリスト]に追加されます。

このような流れで建具の仕様情報の入力を進めていきます。
建具姿図については、【iD200】⑨建具表の作成の記事で解説していますので、参考にしてみてください。


いかがでしたでしょうか。AX-Libraryのファミリでなくても、どんな建具ファミリでも、AReXの建具表を作成できることは伝わりましたでしょうか。
次回は本編に戻って、iD200レベルでの数量算出・コストシミュレーションを流れを解説していきます。お楽しみに!


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