【iD300】②壁の確認~部屋からモデル作成~壁スタイル

こんにちは!アレックスです。
前回の展開図作成はいかがでしたでしょうか?
モデルが完成していない状況でもシートレイアウトできてしまうのは、Revitの特徴でもあり、
設計検討をする上で、ぜひとも活用したいところですよね。
次の作業工程としてモデルの精度を上げていく訳ですが、まずは壁の詳細度を上げていこうと思います。

でははじめてみましょう!

壁の確認

ブログ【iD200】②エリアからモデル作成 で[エリアからモデル作成]コマンド実行の際のダイアログ設定で
外壁と内壁の壁タイプをそれぞれ指定して実行したわけですが、壁の詳細度を上げる前に、壁の構造について
確認&修正をしておきましょう。

ビューフィルタの設定と壁の修正

Revit標準機能ですので、壁タイプを確認するときにみなさんも一度は使用したことがある設定ですよね?
ビューフィルタを設定して壁種別を確認できるようにするのが一番わかりやすいと思います。


今回のブログで使用しているサンプルデータでは[エリアからモデル作成]コマンド実行時に
内壁には壁タイプ[(L45)GR12/GR12]を設定していましたが、階高もありますのでLGS65に変更しておきます。
その他壁位置等で調整が必要な箇所についても、修正を行います。


※注意
前回のブログで[床天作成]コマンド実行時に巾木・廻縁を自動作成しましたが、
壁調整の作業で壁厚が変更になると、巾木や廻縁が壁に食い込んだり・壁から離れたりしてしまいます。
後の手順で再作成しますので、巾木と廻縁については、一旦削除することをおすすめします。
([プロジェクトブラウザ]から壁タイプを指定して一括削除が簡単です)

壁の分割

壁の詳細度を上げるということは、部屋情報に合わせて壁の構成(壁タイプ)を変更する。ということに繋がります。
[部屋に合わせて]ということなので、部屋ごとに壁を分割する必要があります。

壁が分割できているかどうかは、画面上ではよく見ないと分かりにくいので、AReXではコマンドを用意しています。
[AX-Design]タブ>[AXスタイル]パネル>[スタイルコピー]コマンド下部をクリックし、ドロップダウンメニューから[壁分割チェック]を選択します。
※このコマンドには専用の【AX CK_壁の分割.rfa】ファミリが必要になります。
AX-Designライブラリからダウンロードすることができます。



赤丸の記号ファミリが自動で配置されます。
下の画像の赤丸部分が部屋ごとに壁が分割されていない箇所です。


赤丸記号が配置された箇所を確認したら、壁を分割していきましょう。
Revitの標準コマンドで修正していきます。
[修正]タブ>[修正]パネル>[要素を分割]コマンドをクリックします。


※壁を分割した箇所の赤丸記号は自動的には消えません。
 再度[壁分割チェック]コマンドを実行することで削除されるので修正済みか否かを確認することができます。

外壁にも赤丸記号が配置されていますが、外壁を分割対象外とする場合は、壁のインスタンスパラメータ[コメント]にキーワードを入力しておきます。
※キーワード:「躯体」もしくは「性能壁」


また、今回のサンプルモデルの外壁はALCなので二重壁とし、内壁を作成しておく必要があります。
ここでも作業をアシストするツールがありますので、使用してみましょう!

内壁が必要な箇所を考え、部屋を選択します。
[AX-Design]タブ>[モデル作成]パネル>[タイル割付]コマンド下部をクリックし、ドロップタウンメニューから[内壁作成]コマンドを選択します。




自動作成された内壁を確認し、調整を行います。

ここまでの作業で壁の詳細度を上げる準備が整いました。
では次で一気にモデルの詳細度を上げていきましょう!

部屋からモデル作成

AReXでは、部屋に仕上情報を入力することで、それに合わせて自動でモデルの調整・作成を行えるツールがあります。
AX-Manage]に実装されているコマンドなのですが、今回はこのツールを使ってみたいと思います。
※[AX-Manage]は体験版をご提供しておりません。「Contact」よりお問い合わせください。
※[AX-Design]ユーザーの方は次の[壁スタイル]の手順にお進みください。

手順

1.[AX-Manage]タブ>[自動モデル化]パネル>[部屋からモデル作成]をクリックします。

2.[部屋からモデル作成]ダイアログで設定を行います。
 [壁仕上][壁下地][壁の配置基準を躯体芯に変更]のみにチェックを入れ、[OK]をクリックします。

3.コマンド実行中、下図のエラーダイアログが表示されたら、[屋根を削除]をクリックします。


4.部屋情報(壁下地・壁仕上)に合わせて壁タイプが更新されました。


モデルを確認して調整を行いましょう!

壁スタイル

[AX-Manage][部屋からモデル作成]で自動更新された壁は、部屋情報から画一的に作成されています。
一部の壁の仕様が異なる場合は、[AX-Design][壁スタイル]コマンドを使用して調整します。

手順

1.修正を行う壁をひとつ選択します。
 [AX-Design]タブ>[AXスタイル]パネル>[壁スタイル]をクリックします。

2.[壁スタイル]ダイアログで壁の構造/下地/仕上の構成をプルダウンから選択します。

※1 壁構成を[AXS_内部マテリアル]に登録している場合、ダイアログ上下部[スタイルタイプ]から選択できます。

※2 部屋情報から壁構成を取り込む場合は、ダイアログ上下部[取込]をクリックします


3.[OK]ボタンをクリックして、更新された壁を確認してみましょう。

補足

壁スタイル]コマンドは選択しているひとつの壁の構成を編集するツールですが、[壁スタイル]で作成された壁タイプを
他の壁に割り当てたい場合は、[スタイルコピー]ツールを使用します。
※Revitの標準機能[タイプセレクタ]からの選択、[タイプをコピー]ツールとの違いは、番外編でお伝えできれば、と考えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

通常、壁のタイプ編集で行う壁構成の変更ですが、AReXの[壁スタイル]コマンドを使うことで、
命名則やレイヤ構成の社内統一が図りやすいですし、それ以上に、部屋情報から壁を自動更新できる、
というのはとっても魅力的な機能ですよね。
[壁スタイル]ダイアログ内で選択肢として表示されるスタイルをどのように整備するかはまた別の記事で公開したいと思っています。
まずはコマンドに触れてみて、その簡単さを体験してみてください。

それではまた!

 

サンプルデータ

       

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