こんにちは!アレックスです。
前回の④数量算出はいかがでしたでしょうか?
モデルの詳細度が上がると、自ずと数量の精度も上がります。
しかしながら、Revitの標準機能だけでは設計を進めながら詳細なモデリング⇒数量確認、という流れは実際には対応しきれないこともあります。
そこでAReXの自動モデル化機能を活用することで、通常のワークフローの中に無理なく組み込むことができるのです。
ここまで作図準備~iD100~iD200~iD300とAReX活用のワークフローをお伝えしてきましたが、
今回は[iD400]ということで、施工フェーズでのAReXツールのご紹介をします。
でははじめてみましょう!
AX-SC
これまで設計フェーズでのワークフローということで[AX-Design]のツールをご紹介してきましたが、
今回は施工フェーズでのAReXツール[AX-SC]について解説していきます。
[施工モデル]パネル
今回の施工ツール紹介では[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネルを主にご紹介していきます。
壁下地割付
スタイルから壁のモデルを部材単位で作成します。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[壁下地割付]をクリックします。
床下地割付
スタイルから床のモデルを部材単位で作成します。
[AX-SCタブ>[施工モデル]パネル>[床下地割付]をクリックします。
天井下地割付
スタイルから天井のモデルを部材単位で作成します。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[天井下地割付]をクリックします。
タイル割付
スタイルから仕上部分にタイルを割り付けます。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[タイル割付]をクリックします。
ボード割付
スタイルから下地のパネルを割り付けます。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[ボード割付]をクリックします。
外部パネル割付
スタイルから外装用のパネルを割り付けます。胴縁も自動で作成されます。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[外部パネル割付]をクリックします。
内壁作成
外周部の二重壁、構造柱廻りの仕上壁を作成します。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[内壁作成]をクリックします。
一括下地割付
スタイルから壁、床、天井のモデルを部材単位で一括作成します。
[AX-SC]タブ>[施工モデル]パネル>[一括下地割付]をクリックします。
一括下地割付
今回紹介しているツールは、iD300レベルの実施モデルをAReX-Styleツールを使用せず
Revit標準機能で作成したモデルであっても利用することができるものですが、
[一括下地割付]コマンドは、一括で下地割付の自動モデル化を行うために対象要素にあらかじめ
[スタイルセット]というスタイルの組合せ(AReXスタッフ内では呪文と呼んでいます)を設定しておく必要があります。
この[登録]も、[壁下地割付][床下地割付][天井下地割付]各コマンドで容易に登録することが可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
iD300レベルの実施設計モデルの情報から、上記画像のような施工検討ができるiD400レベルのモデルが
一括で自動モデル化できるなんて、施工フェーズでもRevitが活用できることが想像可能な時代になってきましたね。
iD100~iD200~iD300~iD400の運用方法は各社で異なるとは思いますが、Best Practiceを今後もブログ等で発信していきたいと考えています。
それではまた!