02.敷地CADデータの読み込み

※ガイドラインの操作手順をお試しいただく際には、最新のインストーラおよびサンプルデータ、ファミリライブラリをご準備ください。

CADデータの調整

読み込むCADデータの調整

AReXでモデリングを始める前に、Revitの操作手順として、他のCADプログラムからベクトルデータを読み込んだり、リンクすることができます。
今回は、AutoCADデータを使ってRevitに読み込み敷地データとして読み込む手順を紹介します。

STEP.1

Revitで参照不要なレイヤは、フリーズまたは削除、オブジェクトごとの不要オブジェクトの場合は削除します。

以下のレイヤはフリーズ操作を行います。
 寸法       A-DIM
 道路中心線            A-ROAD(CEN)
 道路着色                G-ROAD(HATCH)
 図枠太・中線        G-WAKU-MEDM
 図枠文字       G-WAKU-TEXT
 図枠細線          G-WAKU-THIN
 補助                     Z-AUX

STEP.2

CADデータを保存をしてデータを閉じ、Revitへの読み込みを行います。

END

Revitへの読み込み

調整したCADデータの読み込み

敷地境界線などのCADデータが変更されない場合に使用します。

STEP.1

RevitデータにCADデータを読み込みます。リボン[挿入]タブ[読込]パネル[CAD読込]を選択します。

STEP.2
[CAD読込]ダイアログが表示されます。色やレイヤ・単位などを設定して読み込みます。
枠範囲内を、次のように設定します。

・カラー                  白黒
・レイヤ/レベル              表示
・読み込み単位               ミリメートル
・わずかに軸を外れた線分を修正    チェックを外す
・配置                   手動-基準点
・現在のビューのみ          チェックを外す

MEMO
[現在のビューのみ]にチェックが入ると、現在アクティブになっているビューにのみCADデータが読み込まれます。

CAUTION
[わずかに軸を外れた線分を修正]にチェックが入っていると、わずかに斜めになっているCADデータを自動的に補正をかけてしまいますので、敷地を読み込む場合は、チェックが外れいていることを確認して読み込みます。

STEP.3
[開く]をクリックして配置します。

STEP.4
敷地ポイントと[内部基準点][測量点]を合わせます。
[ビューコントロールバー]の[表示要素の一時表示]を利用して[内部基準点][測量点]を一時的に表示させます。
 
TIPS
[プロジェクト基準点][測量点][内部基準点]の詳細は「Section06 プロジェクト基点の設定」を参照

STEP.5

CADデータを[内部基準点][測量点]に移動します。
今回は右上の敷地ポイントを[内部基準点][測量点]に合わせるように移動します。
CADデータを選択し、[移動]コマンドで敷地右上のポイントを基点、目的点を[内部基準点][測量点]としてCADデータを移動します。

 

STEP.6
[ビューコントロールバー]の[非表示要素の一時表示を終了]をクリックします。

STEP.7

読み込んだCADデータを選択し、リボン[修正]タブ[修正|敷地図.dwg]パネルから[ピン]を選択し、
CADデータを固定します。

MEMO
[固定解除]は、固定解除を行いたい「要素」を選択し、ピンをクリックまたは、キーボードからの入力は【UP】と入力します。
 
END

敷地境界の作成

敷地境界線をCADデータを利用して作成

敷地境界線を作成し、敷地境界点のファミリを配置します。

STEP.1

リボン[マス&外構]タブ[外構修正]パネル[敷地境界線]を選択します。

 

STEP.2
[敷地境界線を作成]ダイアログが表示されますので、[スケッチで作成]をクリックします。

STEP.3

リボン[修正|作成 敷地境界線のスケッチ]タブ[描画]パネル[選択]を選択して、CADデータの境界線をクリックし、[敷地境界線]を作成します。

敷地を選択完了したら、[編集モードを終了]選択します。

 

STEP.4
敷地境界線が作成されたことを確認します。
 
END

敷地境界線の境界点・境界種別文字の配置

敷地境界線への敷地境界点と境界種別文字の一括配置

STEP.1

敷地境界線を選択します。

STEP.2

リボン[AX-Design]タブ[図面作成]パネル[寸法 自動配置]コマンド下部をクリックし、ドロップダウンメニューから[境界線 注釈]コマンドを選択します。

STEP.2
[境界線注釈]ダイアログが表示されるので、[文字タイプ][文字内容]を設定します。設定は次のように入力します。

  • 文字タイプ:4.0mm 黒
  • 文字:隣地境界線
  • 注釈記載最小超長さ(mm):2000
  • 境界線と文字の距離(mm):1  印刷時の値を入力します
  • グループ化:✅ 

  

[OK]ボタンをクリックすると処理が実行され、文字注記と境界点ファミリが配置されます。 

STEP.3


文字内容等調整を行ないます。

   

STEP.4

境界点ファミリが配置されていることを確認します。

END

 

サンプルデータ

   

※サンプルデータはRevit2020バージョンでの提供となります。ご了承ください。

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