06.プロジェクト基点の設定

プロジェクトの北の確認

ビューの上部を意味するプロジェクトの北

Revitには、ビューの上部を意味する「プロジェクトの北」と方角を意味する「真北」があります。通常のモデリングは、「真北」を建物を図面枠に対して水平・垂直としてモデリングを進めることができます。これが[プロジェクトの北]としての作図となります。
例えば:今回のプロジェクトのように方位が傾いていても、作図は北が上としてモデリング作業を行い、実際の方位とは関係なく作業を進めていき、真北の設定は別作業で行います。
TIPS

シートにビューを配置する時に、ビューを回転して配置をしたいケースもあります。
立面や断面(矩計図)等は、図面を回転させて配置したいケースもあります。
その場合は次のような手順でシートを回転させます。

  • シートにレイアウト後、オプションバーで回転(もしくはビューのプロパティからの回転)
  • レイアウトを変更したいビューで、トリミング領域を選択した状態で回転
    上記いずれかの方法で行います。

座標・真北の設定

座標の設定

「プロジェクトの北」でご紹介したように、ビューの上部を意味する「プロジェクトの北」と方角を意味する「真北」があります。初期値は、「プロジェクトの北」・「真北」どちらも、図面上上が「北」となっていますので、ビューの上部と方角の北が一致しない場合には、「真北」を変更します。
その前に、Revit内の基準点のお話をしたいと思います。

Revitに存在しているプロジェクト基準点・内部基準点・測量点

[プロジェクト基準点・内部基準点・測量点]は、基本的に新規プロジェクトを作成すると、同じ位置に配置され、[真北]は[作図領域]の上を北として設定されています。 それぞれの[点]を確認してみましょう。

[プロジェクト基準点]

「プロジェクトの北」を設定します。AReXでは、通り芯を配置するときに指定の場所を選択し、通り芯と同時に自動で配置することもできます。
 

[内部基準点]

「プロジェクト内部の原点」です。この位置は変更することはできません。
 

[測量点]

プロジェクトの「ベンチマーク」となります。
初期プロジェクト段階では測量に関する詳細情報が不明な場合があります。その場合、現時点での設定は不要です。
 
 

[内部基準点]の確認

STEP.1
[タブビュー]から[設計GL]を切り替えます。
STEP.2
[平面図ビュー]では[内部基準点]はじめ、[測量点][プロジェクト基準点]は非表示に設定していますので、[ビューコントロールバー][非表示要素一時表示]で一時的に表示します。
STEP.3
[内部基準点][プロジェクト基準点][測量点]それぞれ確認できました。
STEP.4

それぞれのポイントを確認しましたので、プロジェクトに合わせて真北を設定します。現在の内部基準点と同じ位置で[測量点位置]を設定をするため、[クリップ]をクリックして[クリップ解除]を行います。

STEP.5

事前に測量座標のデータ情報があるので、その情報を使います。
リボン[管理]タブ[座標]パネル[座標]下部をクリックし、ドロップダウンメニューから[点座標指定]を選択します。

STEP.6
[内部基準点][測量点]の重なったポイントをクリックすると、[共有座標の指定]ダイアログが表示されます。
今回は事前に用意した測量座標を次のように入力します。
入力したら、[OK]をクリックします。

新しい座標
北/南:-442809709
東/西:-146377767
高さ:29000
プロジェクトの北から真北までの角度:97°00’00’’  西

STEP.7

【測量点】の傾きが確認できて、真北の設定が完了しましたので、[クリップ解除]した[クリップ]をクリックして[クリップ]を戻します。

STEP.8
[ビューコントロールバー]の[非表示要素の一時表示を終了]をクリックして、 「真北の設定」完了です。

TIPS

Revitへ緯度・経度を入力する場合は、「平面直角座標」に変換計算をし、変換数値を入力して設定します。

   緯度経度         平面直角座標
東経:000度00分0秒     X座標:0000.0000
北緯:000度00分0秒     Y座標: 0000.0000
平面直角座標平面直角座標への換算は詳細は国土地理院HPを参照ください。

END

CADデータを利用する

CADデータを利用した真北の設定

STEP.1

プロジェクト計画の段階などで測量座標が不明な場合、CADデータの方位の角度で真北を設定するケースを確認してみましょう。

STEP.2

ビューの上部と方角の北が一致しない場合、「真北」の設定します。

STEP.3
[ビューコントロールバー][非表示要素一時表示]で[測量点]を一時的に表示させます。
STEP.4
[プロパティパレット]の[パラメータ]から[グラフィックス]の[向き]を[真北]に変更します。

STEP.5
[測量点]をクリックし、[クリップ]をクリックして[クリップ解除]をします。

STEP.6

回転の中心のコントロール(青い丸)をCAD方位の端部(東方向)に合わせます。

STEP.7

回転レイの方向を北方向でクリックします。

STEP.8

回転の最終レイを、北方向(上方向)へ伸ばし、クリックします。

STEP.9

真北の方向設定完了です。

STEP.10

モデリング作業のために、[プロパティパレット]の[パラメータ]から[グラフィックス]の[向き]を[プロジェクトの北]に戻します。

STEP.11
[ビューコントロールバー]の[非表示要素の一時表示を終了]をクリックして、 「真北の設定」完了です。

END

サンプルデータ

     

※サンプルデータはRevit2020バージョンでの提供となります。ご了承ください。

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